低温プラズマ処理による酒米収量･品質の向上

概要

名古屋大学低温プラズマ科学研究センターと、富士通クライアントコンピューティング株式会社 (FCCL) は、ICT農業（スマート農業）×大気圧低温プラズマ(低温プラズマ) による新たな先進農業技術の開発を目標とした共同研究を推進しています。

本共同研究において、名古屋大学の試験水田 (愛知県東郷町) で酒造好適米 (酒米) 品種「山田錦」を対象として低温プラズマ処理の実証試験を行い、玄米収量が増加するほか日本酒製造で重要となる心白含有率 (心白歩合) も増加することが示されました。プラズマ技術とICT農業を組み合わせて作物栽培を制御可能とするシステムを構築することにより、持続可能な開発目標 (SDGs) 達成に向けた大きな前進が期待できます。

 

※本記事はプレスリリース【低温プラズマ処理による酒米収量･品質の向上 ～「ICT×プラズマ」を用いたスマート先進農業へ向けて～】(2023年9月発表)をもとにした紹介記事になります。

研究詳細（プレスリリース本文）はこちら

名古屋大学研究成果発信サイト　 https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2023/09/-ict.html

名古屋大学低温プラズマ科学研究センター https://www.plasma.nagoya-u.ac.jp/news/topics/-ict.html

富士通クライアントコンピューティング株式会社 (FCCL) https://www.fujitsu.com/jp/group/fccl/about/resources/news/press-releases/2023/0926.html

記：井上健一