No.003
CO2を機能性炭素材料に変換する技術を大きく前進
材料・合成
エネルギー
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研究グループ
東京科学大学(Science Tokyo)工学院機械系 野崎研究室
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記事掲載日
2025年8月
概要
東京科学大学(Science Tokyo)工学院機械系 野崎研究室では、非平衡プラズマを用いた低温触媒科学を開拓し、CO2を機構性炭素材料に変換するカーボンリサイクル技術を開発しています。
非平衡プラズマを用いることで反応場の温度を低く保ったまま化学反応を引き起こすことができ、研究グループでは非平衡プラズマでCOを活性化し鉄触媒に作用させることで、約600℃の低温でCOから高い電気伝導性を示すカーボンブラックの大量合成に成功しています。さらに流動層構造によりカーボンブラックによる反応器の閉塞を避け連続合成も実現しました。本手法で合成した炭素材料は電気伝導性が高いことが特徴で、燃料電池や二次電池など低炭素技術で有望される電気化学デバイスの電極材料として利用することができ、カーボンブラックの新しい需要を開拓すると期待されます。これらの研究によって、CO2を炭素資源として循環利用する新しい低炭素技術の実現に貢献されています。
※本記事は以下のプレスリリース【CO2を機能性炭素材料に変換する技術を大きく前進
~プラズマが拓く低温触媒科学とカーボンリサイクル技術~】をもとにした紹介記事になります。
研究詳細(プレスリリース本文)はこちら
東京科学大学・科学技術振興機構(JST)https://www.jst.go.jp/pr/announce/20241128-2/index.html
記:井上健一